IQVIAジャパン グループ(東京都港区:会長 湊 方彦、以下IQVIA)は、国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター(東京都新宿区:センター長 大曲 貴夫、以下国際感染症センター)と共同で、新型コロナウイルス感染症の長期的影響の実態解明を目的とした一般参加型のレジストリシステムであるCARE (COVID Active Research Experience) JAPAN STUDYを構築、2022 年1 月から公開しました。IQVIA CARE Project として既に米国並びに英国等で展開している取り組みの日本版となります。本レジストリで集められ匿名加工された個人レベルのデータ解析や分析などをもとに、後遺症や社会経済状況に与える影響など新型コロナウイルス感染症による長期的な影響についての調査研究を行います。
新型コロナウイルスパンデミックは社会の様式を一変するインパクトをもたらしています。これまで世界的な混乱を経て、主に急性期における治療や感染対策へは蓄積されてきた知識やノウハウが反映され始めています。一方で、退院・療養解除後の後遺症として、味覚・嗅覚異常、倦怠感、呼吸器障害、脱毛などが報告されているものの、その原因や発症メカニズムは未知な要素が多く十分な解明は進んでいません。
また、2021 年12 月に厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント」では、今後の検討課題として、「非罹患者を対照群とした疫学研究の不足」「確定診断の有無,感染者の年齢・重症度,専門外来受診患者・自宅/宿泊施設療養患者・入院患者等など研究対象集団の設定別の調査」に加え、「今後はワクチン接種の有無,感染株の違いによる影響の違いについての検討」についても必要性を指摘しています。パンデミック収束後における社会のあり方は、医療機関での実診療下のスナップショットだけでなく、診断前や医療機関以外の実生活下を含むジャーニーで捉えつつ、匿名加工された個人レベルのデータ解析を基にした検討が必要です。このような背景から、新型コロナウイルスとの共生を見据えた人と社会の再構築への貢献を願い、IQVIA CARE Project の日本版の取り組みをCARE JAPAN STUDY として公的機関・学術機関と連携する形で開始しました。
目的:
公開:2021年1月から公開 (2023 年8 月末日まで登録受付、2024 年8 月末日まで研究)
対象:新型コロナウイルスに曝露した可能性がある(診断の有無は問わない)、または新型コロナワクチンを接種したことがある成人の方
参加:https://japan.helpstopcovid19.com/ からアクセスいただき登録フォームへ入力 (初回のみ所要時間約25分)
運用:
ご参加希望の方は、下記URLにアクセスいただき、新型コロナウイルス感染症に関する設問にご回答ください。(所要時間は約20分)※詳細はこちら
https://japan.helpstopcovid19.com/
▶毎月、フォローアップアンケートに関する「お知らせメール」を、ご登録いただいたメールアドレスに送信いたしますので、受信後速やかにご回答ください。
<CARE Japanレジストリ登録者様 お問い合わせ窓口>
CARE JAPAN STUDY 事務局
care@flexibleinc.jp
<医療従事者様 お問い合わせ窓口>
IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社 CARE JAPAN STUDY担当
CARE JAPAN STUDY@iqvia.com
*リモートでの対応とさせていただいております
<メディアご関係者様 お問い合わせ先>
IQVIAジャパン グループ 広報
JP.coms@iqvia.com