Press Release

【米国本社発表プレスリリース】IQVIA Institute for Human Data Scienceレポートが発表 COVID-19に拠らず、製薬企業での研究開発活動は活性化

5 19, 2021

本資料は、IQVIA米国本社が2021年5月19日に発表したプレスリリースの日本語訳です。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。 英語版は以下URLをご参照ください。各国の事情や状況により必ずしも国内外同一のサービスを展開していない場合がございますことを予めご了承ください。原文の英語版はこちら:

Pharma R&D Activity Surges Even Without COVID-19, Says Report from the IQVIA Institute for Human Data Science - IQVIA
  • 前期および後期の研究開発および戦略的取引への資金提供は、2020年に大幅に増加し、上位15社の研究開発費の総額は過去最高に達しました。
  • 新規有効成分(Novel Active Substances : NAS)の初回上市数は、2020年に過去最高の66に達し、オンコロジーおよび希少疾患の治療薬の開発に成功しました。
  • 治験の開始は2020年に8%増加し、過去3年間と同様の成長を示し、オンコロジー治験は歴史的に高いレベルに達し始めました。
  • 全体として治験の活動は2020年半ばから、 COVID-19の治験が無い場合でも2019年を超えるレベルまでに回復しました。

ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク--BUSINESS WIRE)--IQVIA™ Institute for Human Data Scienceが発表した新しい調査レポート「Global Trends in R&D: Overview Through 2020」によると、COVID-19がもたらした2020年の治験活動における大幅な混乱と新たな優先順 位付けが生じたにもかかわらず、研究開発の活動レベルは、特にオンコロジー領域における新たな 支出と戦略的トランザクションによって推進され、歴史的に高いレベルを維持しました。

IQVIA Institute for Human Data ScienceのエグゼクティブディレクターのMurray Aitkenは次のように述べています。 「オンコロジーの新薬、新たな支出、戦略的投資によって推進される研究開発の成長は、革新的でグローバルなバイオ医薬品産業のレジリエンスと強さの証です。著しい混乱と研究開発の優先順位を見直す必要性に直面して、世界のライフサイエンス業界は、新しくより良い救命治療とワクチンへの期待に応え、さらにそれを上回る能力を実証してきました。」

このレポートの主なハイライト:

臨床開発における生産性:この領域は2020年にわずかに増加しましたが、治験期間の延長、疾患ターゲットとそれに関連する治験プロトコルデザインの複雑さ、そして成功率の低下により、歴史的に低い水準にとどまっています。データやエビデンスに基づくアプローチの拡大によって治験デザインを改善し、治験実施を迅速化による生産性向上への取り組みは業界全体で行われており、時間の経過とともに改善されることが期待されます。

R&Dパイプライン:後期パイプラインの成長は2020年も続き、2015年以降の総の拡大率は43%とオンコロジー医薬は過去最高の数に達しました。 次世代のバイオ治療薬を含む前期段階のパイプラインの成長は、2020年に一時的に停止しました。

R&D支出と戦略的トランザクション:早期および後期の研究開発費は、COVID-19による混乱の影響を受けず、新しい治療法の発見と開発を目指した革新的なパスウェイとアプローチ、および戦略的トランザクションへの重点的なとり組みを反映して2020年に顕著に増加しました。これらの取り組みは、M&Aからライセンス供与やその他の形での協業など多岐に渡っており、その多くは大企業と中小企業の間で進められ、標準的なレベルでした。

新薬の承認と上市:あらゆる規模の企業による革新的医薬品の発見と開発を目指した継続的な投資と尽力により、COVID-19のワクチンに加えオンコロジーと希少疾患領域での成功がもたらされ、グローバルで66という記録的な数の新薬が創出されました。

方法論の詳細な説明を含むレポートの完全版は、www.IQVIAInstitute.orgで入手できます。 この調査は、業界や政府の資金提供なしに、公共サービスとして独自に作成されました。

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