【学会発表】 IQVIAジャパンが第13回ITヘルスケア学会学術大会で演題発表しました

9 12, 2019

IQVIAジャパン は、第13回ITヘルスケア学会学術大会で、「データ駆動型臨床開発の評価検証と展望」、「リアルワールド・データを活用した前向きモデル構築のためのテクノロジーとそのメソッド」の2演題について以下の要領で演題発表しました。

【会議名および開催概要】

大会名:第13回ITヘルスケア学会学術大会

開催期間:2019年7月20日(土)-21日(日)

開催場所:学校法人 大阪慈慶学園 大阪保健福祉専門学校

大会ホームページ:http://ith13.mh-tec.co.jp/

[発表内容1]

  • 演題:データ駆動型臨床開発の評価検証と展望
  • 番号:O1-6
  • 演者:荻野珠樹
  • 要旨:治験立上げ段階の施設選定と患者リクルーティングは、治験全体の進捗を決定づける重要な要素である。一般的な候補先探索は、過去の治験データベースや経験を基にする一方、現実の状況とは異なる場合が多く効率性が課題であった。私たちは、リアルワールド・データとマーケティングのノウハウを組み合わせたアルゴリズムを開発し適用した結果、分析対象の4疾患の施設選定で、平均15.7%、最大50%の効率化を確認できた。近年新薬開発は生活習慣病型からオンコロジーや希少疾患型へとシフトしており、対象疾患の集中やターゲットの潜在性などから、適切な施設選定と被験者確保は困難になる一方、要求される手順や基準は複雑さを増し確実に難易度が高まっている。私たちの特許申請中のデータ駆動型アプローチは、施設選定に必要な項目をスコア化して客観性を持たせ、地図上で可視化することで、より高精度で直感的に判別可能なツールとなった。治験の効率化は、クスリを必要とする患者さんへ一日も早い実用化をもたらし、企業にとっては投資回収効率を高め、新薬開発サイクルの最適化を支援できる。この両輪を実現するための新たなモデルとして成果発表。

[発表内容2]

  • 演題:リアルワールド・データを活用した前向きモデル構築のためのテクノロジーとそのメソッド
  • 番号:O1-7
  • 演者:松井信智
  • 要旨:調剤・保険者レセプトをはじめ、電子カルテ、レジストリなど実臨床下で取得されるリアルワールド・データ(RWD)の活用は、リソースやプロセスの効率化、臨床課題の可視化・顕在化など、これまでにない価値が認識されてきた。そして、NDBやMID-NETの始動、次世代医療基盤法といったインフラや法規制など環境整備も進み、その社会実装は急進している。従来RWDはその性質上、過去に蓄積されたデータに基づく仮説生成や検証など、後ろ向き研究の枠組みで活用されてきた。一方私たちは、RWDにテクノロジーや他のデータを加え、予測・推計モデルの構築といった「前向き」な活用を検討してきた。その結果RWDの活用範囲は、臨床課題に留まらずデータの源泉である調剤薬局、保険者に対しても新たな価値を提供しうることを検出した。これにより、RWDが患者および個人にリーチし最終的にはPatient Centricityとして健康支援の実現可能性があることが確認できた。本会ではRWDを活用した前向き予測・推計モデルの構築やその方法論、展望について国内外の取り組み事例と共に紹介。