【米国本社発表プレスリリース】IQVIA™ Institute for Human Data Science がGlobal Oncology Trends 2019 レポートをリリース:

2018年には17適応症に対し記録的な数の癌治療薬が上市 2018年には15種類の新規有効成分(NAS:new active substances)が発売され、その結果2013年以降の新規有効成分の発売総数は57剤に達し、23癌種、89の適応症に対し承認されました。オンコロジー領域の研究開発パイプラインで最も盛んなものは免疫療法で、約450の臨床開発が進んでいます。2018年にはオンコロジー領域で計1,170件の臨床試験が開始され、2017年から27%、2013年から68%増加しました。2023年までに新興バイオ医薬品企業626社、大手製薬企業33社のうち28社を含む、世界700社超の企業が後期開発段階にあるオンコロジー領域の医薬品を保有するようになり、オンコロジー領域の薬効の総支出額はグローバルで年平均成長率11~14%、2,000~2,300億ドルと推定されています。支持療法を含めると推定額は2,200~2,500億ドルに達します。

本ページは、IQVIA米国本社が2019年5月30日に発表したプレスリリースの日本語訳です。
グローバルのニュースリリースには、日本で正式展開していない内容に関する場合がございますことを予めご了承ください。
本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英文が優先します。原文の英語版は以下URLをご参照ください。

https://www.iqvia.com/en/newsroom/2019/05/iqvia-institute-for-human-data-science-releases-global-oncology-trends-2019-study-record-number-of-c

 

コネチカット州ダンベリー、ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク--(BUSINESS WIRE)-- The IQVIA™ Institute for Human Data Scienceの最新レポートの最新レポート「Global Oncology Trends 2019 : Therapeutics, Clinical Development and Health System Implications(治療、臨床開発と医療制度における影響)」によると、2018年はオンコロジー領域の治療で17の適応症に対し、記録的な数ともいえる15の新規有効成分が上市され、その中には2018年に米国で上市された組織非依存型治療が含まれています。2013年以降2018年まで、新たなオンコロジー領域での薬効が上市してもたらされた総数は、23癌種 89の適応症に対して57新規有効成分(NAS)が承認されました。

本レポートでは、研究開発パイプラインおよび市場における新しいオンコロジー領域の医薬品の大量参入に加え、これらの治療法および薬剤候補による恩恵の享受を妨げる医療制度の障壁についても調査しています。レポートはさらに、オンコロジー領域は広範なパイプライン活動にも関わらず、開発時の失敗や期間の長期化、開発費といった著しいリスクに直面していることを挙げ、依然として研究開発において最も難しい薬効領域であることを述べています。

IQVIAのシニアバイス・プレジデント兼エグゼクティブディレクターであるMurray Aitkenは次のように述べています。「オンコロジー領域の治療薬の開発において、近年大きな成功と失敗を通じ、特定のがんの根本的原因、疾患の進行、および新規研究の可能性に対する理解が深まりました。しかしながら,新薬採用に対する障壁は依然存在しており、治療の進展による患者さんへの恩恵を遅らせています。治療オプションが増えるにつれて、支出の水準に対する影響が世界のおよその地域で注目されるようになってきており、この傾向は今後5年間も成長と共に続くものと予想されています。」 

Global Oncology Trends 2019で取上げたハイライト: 

  • 患者の治療における革新:  2018年には、新規治療薬15剤(うち11は経口療法)と新規支持療法1剤が上市され、9つの癌種、17の適応に対し多様なオプションが加わりました。これら2018年の上市製品によって、過去5年間に上市されたNASの合計は57に増え、23の異なる癌種に対して89の適応症が承認されたことになります。過去5年間に承認された適応症の31%が、白血病、リンパ腫および多発性骨髄腫 といった血液癌 でしたが、89の適応症で固形癌では肺癌が12件を占め、次いで乳癌7件、黒色腫6件でした。2014年に免疫療法が導入され順次複数の適応症に承認されるに伴い、その使用が増加しており、2018年には米国で20万人以上の患者が免疫療法による治療を受け、その数は2016年から倍増したことになります。
  • 研究開発活動: 臨床パイプラインの中でも特に盛んなものは免疫療法で、現在60以上の異なる作用機序(Mode Of Action)の450剤近くが開発段階にあります。同時に100を越える次世代バイオ療法-細胞療法、遺伝子療法、ヌクレオチド療法と定義-が18の作用機序に焦点を絞り臨床試験段階にあります。700社以上の企業が、オンコロジー領域のパイプラインとその後期開発段階において活動を行っています。その中には626社の新興バイオ医薬品企業が含まれ、そのうちの約500社がオンコロジーに特化しています。世界最大規模の製薬会社も新しいオンコロジー領域の医薬品を積極的に探索しており、上位33社のうち28社が抗がん剤の成分を開発しています。結果として2018年の上市品を含め過去5年間に上市されたNAS(新規有効成分)製品数は57に増加し、全体で23の異なる癌種に対して89の適応症が承認されました。
  • がん患者にもたらされた科学的進歩: 2018年に上市された新たなオンコロジー領域の医薬品の、最初の特許申請から規制当局の承認と発売までにかかった期間の中央値は10.5年で、2017年の水準から数年以上も加速しました。昨年、オンコロジー領域の薬効で、画期的な治療薬指定を受けた(Breakthrough Therapy Designation)の最初の特許申請から発売までの平均期間は10.1年で、他の全ての薬効の平均期間は18年でした。このような傾向にもかかわらず、主要先進国以外の患者にとって最近上市されたオンコロジー領域の医薬品へのアクセス度は低いままで、新たながん治療薬のうち9カ国以上で入手可能な薬剤は半数以下です。
  • オンコロジー領域の医薬品の支出: 世界で癌患者の治療に使用される薬剤費総額は2018年には年12.9%増で1,500億ドルに達し5期連続二桁成長となりました。主要なドライバーは15.9%成長した治療薬で、一方で支持療法薬は1.5%減でした。新規ブランド薬と特許保護下のブランド薬の数量成長が先進主要国のプラス成長のほとんど全てに寄与し、その結果、大半の国や地域で2桁の成長を達成しました。米国内では、抗がん剤の支出は2013年から倍増し2018年には560億ドルを超えました。当該成長のうち90億ドル以上は新規PD-1/PD-L1阻害剤によるものです。新薬の平均年間コストは過去20年間上昇傾向にありましたが、2018年はその中央値が13,000ドル減少して$149,000となり、幅としては9万ドルから30万ドル超の間でした。

 

IQVIA Institute for Human Data Scienceについて 

IQVIA Institute for Human Data Scienceは、タイムリーな調査研究や洞察に満ちた分析、匿名化された詳細な患者データへの科学的知見の応用によって世界の人々の健康増進に貢献しています。

ヘルスケア分野における重要なニーズに応えるべく、客観的かつ有意義な知見と研究成果を提供し、確実な意思決定と、アウトカムの改善に欠かせない理解と、イノベーションの加速を後押しします。IQVIAが持つ事業領域における専門知識、先進的かつ高度な分析力、変革をもたらすテクノロジー、世界規模で唯一無二の情報・データを利用できる強みに加えて、政府機関、学術機関、ライフサイエンス業界、保険者をはじめとする幅広いヘルスケアステークホルダーとの協力関係に基づき、ヒューマン・データ・サイエンスに着目した研究課題に取り組みます。IQVIA Instituteについてさらに詳しくは、ウェブサイト(www.IQVIAInstitute.org)をご覧ください。

IQVIAについて

IQVIA (NYSE:IQV)は、先進的かつ高度な分析力と機能、革新的テクノロジー、および臨床試験サービスをライフサイエンス業界の皆さまへ提供する世界的なリーディング企業です。IMS HealthとQuintilesの統合により誕生したIQVIA は、ヒューマン・データ・サイエンス(分析の精緻さとデータサイエンスの明晰さを、拡大し続けるヒューマンサイエンスの領域に対し活用すること)を用いることにより、ヘルスケア企業の皆さまが臨床開発とコマーシャル領域におけるこれまでに無いアプローチを、新たなイマジネーションの下で発展させ、イノベーションを速め、ヘルスケア・アウトカムの改善をより一層加速させることを支援します。私たちの原動力である「IQVIA CORE™」によって、IQVIAは実務実行力を伴いながら、大規模な分析、革新的なテクノロジー、そしてスペシャリストによる幅広い専門知識、これらが交差する地点に、実用的且つ唯一無二のインサイトを提供しています。私たちIQVIAは、現在5万8,000人が、世界100以上の国と地域で活動しています。

IQVIA は、患者の皆さまの個人情報保護の分野においても、世界をリードしています。医療関係者の皆さまが、疾患のパターンを特定し、より良いアウトカムの実現のために必要である明確な治療方針や治療法の関連づけに資する規模での情報を収集・分析すると同時に、様々なプライバシー保護のための技術や安全対策に取り組んでおります。IQVIAが持つインサイトや実務の実行力は、治療・治癒の実現に向かい尽力するバイオテクノロジー企業、医療機器メーカー、製薬企業、医学研究機関、政府機関、保険者やその他様々な医療関係者の皆さまによる疾患そのものや人間の行動、サイエンスの進歩に対する更なる理解の深耕を支援します。IQVIAの詳しい情報はこちら(www.IQVIA.com)をご覧ください。 

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